( きばつな発想だけど… ) ― 2013年06月30日
岩手県は一関市舞川・観音山に鎮座する舞草神社は、その名を知られた舞草鍛冶職人と関わりの深い神社だ。神社周辺ではタタラ跡など、鉄生産に欠かせない遺跡が見つかっていることは以前、触れた。
神社境内の由緒書には、現在の仁王門辺りにはかつて坂上田村麻呂が勧進した吉祥山東城寺があったという。
神社から少し下ったところには観音堂があって、そこに掲げられた由緒書には「…坂上田村麻呂、東征のみぎり勧請したと伝えられる棄馬寺の観音と合祀して吉祥山東城寺と称したという…」とある。最初はピンとこなかったこの棄馬寺。同由緒書の後半で「きば寺」と読むことが分かった。
「天乙女たつ舞草や きば寺乃
法の誓を 唯たのめとや 西印法師」
話は変わって、広島県と島根県の境にある比婆山。伊邪那美の神が眠る山として知られている。
「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国と伯伎の国(伯耆の国)の堺、比婆の山に葬りき」(『古事記』)。
先日、BSフジの番組で古事記を取り上げていて、この山を紹介していた。比婆山に鎮座する熊野神社を護る宮司さんが「ひばやま」と発音せず「きばやま」と呼んでいたのにドキッとした。
かの地の方言をOGIMARUは知らないが、そのシーンの直前、その宮司さんが祝詞を上げていたときは確かに「…ひばやまの…」と歌っていたので、普段、というか地元では「きばやま」と呼んでいるのではないか。
伊邪那美の神は、火の神様をお産みになられた時、大火傷をしてそれが原因で亡くなられている。ある研究者は『古事記』を鉄の文化を持った民族の物語だという。独自の製鉄文化を持っていた出雲国と伊邪那美の神、そして「きば山」。
大昔の日本において鉄の刀は「きば」と称していたのでは、とふと思った次第だ。
※ 6月5日(金)放映、BSフジプラチナム 古代紀行ドキュメンタリー「古事記の世界」~CGアニメでひも解く日本誕生物語~
神社境内の由緒書には、現在の仁王門辺りにはかつて坂上田村麻呂が勧進した吉祥山東城寺があったという。
神社から少し下ったところには観音堂があって、そこに掲げられた由緒書には「…坂上田村麻呂、東征のみぎり勧請したと伝えられる棄馬寺の観音と合祀して吉祥山東城寺と称したという…」とある。最初はピンとこなかったこの棄馬寺。同由緒書の後半で「きば寺」と読むことが分かった。
「天乙女たつ舞草や きば寺乃
法の誓を 唯たのめとや 西印法師」
話は変わって、広島県と島根県の境にある比婆山。伊邪那美の神が眠る山として知られている。
「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国と伯伎の国(伯耆の国)の堺、比婆の山に葬りき」(『古事記』)。
先日、BSフジの番組で古事記を取り上げていて、この山を紹介していた。比婆山に鎮座する熊野神社を護る宮司さんが「ひばやま」と発音せず「きばやま」と呼んでいたのにドキッとした。
かの地の方言をOGIMARUは知らないが、そのシーンの直前、その宮司さんが祝詞を上げていたときは確かに「…ひばやまの…」と歌っていたので、普段、というか地元では「きばやま」と呼んでいるのではないか。
伊邪那美の神は、火の神様をお産みになられた時、大火傷をしてそれが原因で亡くなられている。ある研究者は『古事記』を鉄の文化を持った民族の物語だという。独自の製鉄文化を持っていた出雲国と伊邪那美の神、そして「きば山」。
大昔の日本において鉄の刀は「きば」と称していたのでは、とふと思った次第だ。
※ 6月5日(金)放映、BSフジプラチナム 古代紀行ドキュメンタリー「古事記の世界」~CGアニメでひも解く日本誕生物語~


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